洗いすぎ注意A「加齢臭編」
ニオイの悩みは若い年代でも勿論ありますよね。
ワキガだけではなく、加齢臭の悩みは実は20代からでも少なくありません。
食事形態・習慣の欧米化などから年々右肩上がりに増えてきているのが現状です。
この章では「洗いすぎ」によるトラブル(かえってニオイを強く呼び起こしてしまう)があまりにも多い現状があるため、加齢臭の対策においても再度追記をしたものです。
ニオイを気にするあまりどうしても集中的に強くゴシゴシと洗ってしまったり、クレンジングなどのし過ぎから皮膚がパサパサになったりするのですよね。
管理人もそうでしたので気持ちはよくわかるのです。
でも、やめられない。
しかも油臭いニオイは一向に収まらない。。。
ではどうしたらよいのか?
今回はそのような悩みについて解決策を考えて見たいと思います。
加齢臭やイヤな臭いを解決するには?
まずは、ニオイの発生・原因から「ニオイのルート」について少しほりさげることから始めましょう。
そのニオイの発生には大きくわけて、以下の2つのルートがあります。
「細菌ルート」
皮膚の上で雑菌の発酵分解作用によって発生する「ワキガ臭や汗の臭い」がこちらのルート。
「酸化ルート」
皮脂などのニオイの元が酸化されることにより、ニオイ成分を生み出し皮脂腺や皮膚などから直接放出される「加齢臭」がこちらのルート。
「加齢臭」発生のメカニズム
毛穴や皮脂腺の出口の詰まり・・・皮膚の上では、汗の成分、細菌、化粧品の残り等様々なものが重層されて付着しています。
さらに、垢や角質の剥離されたものにより角栓をつくりあげます。
皮脂の酸化が発生・・・皮脂の出口がつまると、急激に酸化が進みます。
皮脂腺に中では、活性酸素が発生して皮脂を酸化させ、脂肪酸やアルデヒドのような体臭成分が生まれるのです。
このような酸化の過程は繰り返し発生して、ますます酸化が進むという悪循環が生じます。
皮脂の酸化によりノネナール(アルデヒド)発生・・・このような過程を繰り返し「加齢臭」が生まれます。
これは若い人でも皮脂腺の出口が詰まった場合には、このような自動酸化がおこります。
さらにはノネナール以外でも、様々な脂肪酸が生成され皮脂のニオイが強くなるのです。
加齢臭の予防
化粧品の残渣など肌のよごれを落とす。
この時点で、クレンジングや洗顔をすることは間違いではありません。
しかし!ここで注意しなけばいけないことが「し過ぎ」なのです。
特に界面活性剤が含まれる石鹸やシャンプー、洗顔料などは洗いすぎると皮膚表面の健康な皮脂膜まで破壊します。
皮脂膜がなくなると、皮膚の角質から水分がどんどん蒸発して皮膚のうるおいを保つ保湿成分が破壊され、角質の細胞が萎縮してきます。
このとき、皮膚の間隙からの水分の蒸発とともにニオイ成分が一緒に体臭として出てきてしまうのです。
これが、クレンジング後に皮膚がパサパサする理由です。
対策としては、まずゴシゴシと洗いすぎないこと。
そしてクレンジングや洗顔の後にビタミンEとビタミンCとが含まれた乳液や美容液、ローションなどで「保湿」することです。
ビタミンEは皮脂腺の自動酸化の悪循環を断ち切る作用があります。
しかしビタミンEは、酸化は防ぎますが同時に自身が酸化しやすい特徴があります。
そこでビタミンCを併用することで、このような酸化を防止します。
さらには相乗作用で効果を倍増してくれるのです。
皮脂腺のニオイの発生の原因には、このような角栓の形成以外に、皮脂の分泌そのものが増殖する場合があります。
その最も大きな原因はなんと「ストレス」なんです。
○ストレスをおこすと、副腎から皮質ホルモンの分泌を促進し、皮脂の活動を盛んにしながら皮脂腺のニオイをどんどん強くしていきます。
○また、動物性の脂肪やタンパク質、さらに酸化しやすい油を摂りすぎても同様にニオイを強くします。
なので、加齢臭の予防・対策もワキガ同様に、普段よりできるだけゆったりとした生活を心がけ、食生活にも注意することが大切なのです。
加齢臭対策まとめ
@肌の汚れはゴシゴシと皮脂膜がなくなるような洗い方をしない。
A洗ったあとはビタミンEとビタミンCとが含まれた乳液や美容液、ローションなどで「保湿」する
Bけっしてストレスをためこまない
C動物性の脂肪やタンパク質、酸化しやすい食事のとりすぎに注意する
以上、いかがでしょうか。
ごくごく普通のような対処法に思えるかもしれません。
しかし、くれぐれも洗い方「洗いすぎ注意!」は大事なポイントです。
管理人も、知人も実際に大きな良い変化を経験しています。
アカスリやナイロンタオルでゴシゴシは気持ち良いのですが、絶対NG!やらないでください。
素手で軽く、泡立てた泡で洗うぐらいのソフトな洗い方を心がけてみてください。