ニオイの対策は油でも
ワキガ予防のための食生活の改善では、肉食中心の食事から野菜中心へ、またはバランスを大事にとレポートしてきました。
しかし、肉は必ずしもコレステロール悪玉というわけではありません。
肉は、本来食べ物としてはとても質のよい蛋白源なのです。
タンパク質の基準に「蛋白価」というものがあります。
これは、人間の体内で作れない8種類の「必須アミノ酸」をどの程度含むかを表すものです。
牛肉はこの「蛋白価」が98%、豚肉にいたっては100%と優秀です。
一方、肉には体臭を強くする不飽和脂肪酸もたくさん含まれており、これがワキガには問題の部分です。
また脂肪酸は、ニオイだけでなく、肝臓で中性脂肪やコレステロールにもなり、肥満の原因にもなりますね。
なので、やはりワキガのニオイ対策の食事法の第一歩は、肉類をひかえめにすることです。
同じ動物性食品の卵はどうでしょう。
卵は蛋白価が百%ですが、脂肪分は肉同様にたくさん含まれています。
とくに黄身には、中性脂肪だけでなく悪玉コレステロールもありますので、卵もほどほどに注意しないといけませんね。
管理人の周囲にも卵は「1日一個」とお医者様からいわれている方がたくさんいらっしゃいます^^。
しかし前章でも述べた通り、コレステロールそのものは本来は人間に欠かせないものです。
・細胞や神経繊維の大事な構成要素である。
・性ホルモンやビタミンDなどの原料になる。
・若さを保つためには必要なもの。
ただ、血液中に不飽和脂肪酸が多くなりすぎると、それにつれてコレステロールが必要以上に合成されてバランスが崩れやすくなるのですね。
コレステロールのバランスを上手に調整する食品としては
ゴマ油、ココナツ油、オリーブ油、椿油、落花生油など飽和脂肪酸や一価の不飽和脂肪酸を主成分とするいわゆる「不乾性油」です。
これらは熱によって酸化されにくく、体臭の原因になる過酸化脂質を作りにくい油です。
一方、体臭のもととなる酸化されやすく、活性酸素によって過酸化脂質が生成する(特にリノール酸)油は、
しそ油、紅花油、大豆油などの「乾性油」に含まれる不飽和脂肪酸です。
しかし、これらの油も実はコレステロールを下げ、体内で有用な生理活性物質に変換される多価不飽和脂肪酸を多く含んでいます。
安全に摂取するには、加熱せずにドレッシングなどを作り、食卓で利用するのが良いでしょう。
このように油のメリットを活かした利用のやりかたでワキガ予防の対策にもなりますね。
なによりもストレスを生まない、楽しい取り組みが管理人はワキガ改善に1番だと思います。
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