ワキガ手術後の「色素沈着」とは
ワキガの手術に関する様々なリスクや考え方も人それぞれです。
そこにも中々悩ましい問題があります。
まず、
再発をしないワキガ手術(アポクリン腺100%摘出成功)ほど色素沈着はある。
ということを理解しなければなりません。
なぜ色素沈着がでるのか
再発のないワキガ手術を行うためには、アポクリン腺の本体だけでなく、導管部まで含めて100%摘出しなければなりません。
導管部が入り込んでいる皮膚(真皮)の下層までを含めて剥離する手術です。
(これにより、多汗の問題も勿論改善します)
ところが、真皮の下層には、細かい毛細血管が分布しています。
真皮の下層を剥離するということは、結果的にこの毛細血管ごと一緒に取れてしまうことを意味します。
これにより「植皮」のときと同様な状態が一時的に生じますが、植皮では色素沈着が起こるのが通常です。
なので、
色素沈着がおこるということは完全な手術がされたという証明
でもあるのです。
現実として、不完全な手術ほど術後の状態がキレイであるという皮肉な現象が体臭多汗手術の特徴だということになります。
色素沈着は治るの?
ほとんどの人は、6ヶ月から1年ぐらいで皮膚に毛細血管が再分布し皮膚が軟らかくなるにつれ、次第に薄くなり数年すると「ほぼ」元の色にもどる。
というのが通常の経過のようです。
※稀ですが、皮膚にメラノサイトという色素が元々多い人はうっすらと残ることもあります。
また、アトピー体質の人は薄くなるのに時間がかかることが多いようです。
手術の決断に関して
もし、あなたがこのような色素沈着を気にするようでしたら手術は避けた方がよいと思います。
何故なら、ワキガで悩む人は本当は「心の傷」を治したいはずなんです。
しかし、このような「負の可能性」をどうしても引きずってしまうなら、結果心の傷も癒えないままの手術前と変わりのない日常ではありませんか?
そうではなく、「1番の悩みのニオイがなくなったのだから、私はこれで前向きな生き方、積極的な人間関係が築けるようになるんだ♪
色素沈着や傷跡など、どうってことないさ」
と、ポジティブに考えることができるのであれば手術を検討されても良いかと思います。
PS:色素沈着の改善に良い塗り薬やオイルなどついては、いろいろ調べましたが効果を確認できるような情報に乏しく、現時点ではおすすめできるものがございません。
当サイトのポリシーでもある「根拠を正す」ことができませんでした。
ごめんなさい。
あなたの情報も含め、今後のレポートを継続していきますので何卒よろしくお願いいたします。
こもこ
※参考書籍・資料:五味クリニック/五味博士
普段のワキガケアにやることは3つだけ
1.洗う!
2.つける!
3.衣服も消臭!
管理人の商品レビュー付きです。>>ワキガ快適!3つの対策グッズ
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